【初心者向け】Webアプリを作ろう STEP2:フロントエンドを理解する(HTML/CSS/JavaScript)
STEP1でツールのインストールが終わりましたね。
STEP2では、いよいよコードを書いてブラウザに画面を表示させます。Webページがどのように作られているか、3つの技術(HTML・CSS・JavaScript)を使って体験しましょう。
ゴール
ローカル環境(自分のパソコン)でブラウザを開き、自分が書いたコードの画面が表示されること。
フロントエンドとは?
「フロントエンド」とは、ユーザーが直接見て操作する部分のことです。
ユーザー
↓ 見る・操作する
【フロントエンド】← STEP2で学ぶ
HTML / CSS / JavaScript
↕ データをやり取りする
【バックエンド】← STEP3で学ぶ
Python
↕ データを保存・取得する
【データベース】← STEP4で学ぶ
PostgreSQL
Webページを「家」に例えると:
- HTML = 骨組み(壁・床・天井)
- CSS = 内装(壁の色・家具のデザイン)
- JavaScript = 家電(ボタンを押したら動く)
作業フォルダを作ろう
まずコードを置くフォルダを作ります。どこでも好きな場所にフォルダを作ってください。
例)デスクトップに webapp というフォルダを作る。
フォルダの構成はこうなります:
webapp/
├── index.html
├── style.css
└── script.js
Cursorで webapp フォルダを開きましょう。
Cursorメニュー → 「ファイル」→「フォルダーを開く」→
webappを選択
1. HTML — Webページの骨組み
index.html を作成する
Cursorの左のファイル一覧で右クリック → 「新しいファイル」→ index.html という名前で作成します。
以下のコードをそのまま貼り付けてください:
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>はじめてのWebページ</title>
<link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
<header>
<h1>はじめてのWebページ</h1>
</header>
<main>
<p>こんにちは!これは私が作ったWebページです。</p>
<section>
<h2>好きな食べ物リスト</h2>
<ul>
<li>ラーメン</li>
<li>寿司</li>
<li>カレー</li>
</ul>
</section>
<section>
<h2>ボタンを押してみよう</h2>
<button id="hello-btn">クリックしてね</button>
<p id="message"></p>
</section>
</main>
<footer>
<p>© 2026 はじめてのWebページ</p>
</footer>
<script src="script.js"></script>
</body>
</html>
HTMLの主なタグ
| タグ | 意味 |
|---|---|
<h1>〜<h6> |
見出し(数字が大きいほど小さい見出し) |
<p> |
段落(普通の文章) |
<ul> / <li> |
箇条書きリスト |
<button> |
ボタン |
<header> |
ページ上部のエリア |
<main> |
メインコンテンツのエリア |
<footer> |
ページ下部のエリア |
2. CSS — デザインをつける
style.css を作成する
style.css というファイルを作り、以下を貼り付けます:
/* 全体の設定 */
body {
font-family: sans-serif;
margin: 0;
padding: 0;
background-color: #f5f5f5;
color: #333;
}
/* ヘッダー */
header {
background-color: #4a90e2;
color: white;
padding: 20px;
text-align: center;
}
/* メインエリア */
main {
max-width: 600px;
margin: 40px auto;
padding: 20px;
background-color: white;
border-radius: 8px;
box-shadow: 0 2px 8px rgba(0, 0, 0, 0.1);
}
/* 見出し */
h2 {
color: #4a90e2;
border-bottom: 2px solid #4a90e2;
padding-bottom: 8px;
}
/* ボタン */
button {
background-color: #4a90e2;
color: white;
border: none;
padding: 10px 24px;
font-size: 16px;
border-radius: 4px;
cursor: pointer;
}
button:hover {
background-color: #357abd;
}
/* メッセージ */
#message {
margin-top: 16px;
font-size: 18px;
color: #e44;
font-weight: bold;
}
/* フッター */
footer {
text-align: center;
padding: 20px;
color: #888;
font-size: 14px;
}
CSSの主なプロパティ
| プロパティ | 意味 |
|---|---|
color |
文字の色 |
background-color |
背景色 |
font-size |
文字の大きさ |
padding |
内側の余白 |
margin |
外側の余白 |
border-radius |
角の丸み |
3. JavaScript — 動きをつける
script.js を作成する
script.js というファイルを作り、以下を貼り付けます:
// ボタン要素を取得する
const button = document.getElementById('hello-btn');
// メッセージ表示エリアを取得する
const message = document.getElementById('message');
// ボタンがクリックされたときの処理
button.addEventListener('click', function() {
message.textContent = 'こんにちは!JavaScriptが動きました!';
});
コードの解説
// 1. HTML内の要素を取得する
const button = document.getElementById('hello-btn');
// ↑ id="hello-btn" のボタンを探してくる
// 2. クリックされたときに実行する処理を登録する
button.addEventListener('click', function() {
// 3. メッセージのテキストを書き換える
message.textContent = 'こんにちは!JavaScriptが動きました!';
});
ブラウザで確認しよう
ファイルが3つ揃ったら、index.html をブラウザで開きます。
方法1:ファイルをドラッグ&ドロップ
index.htmlをChromeやEdgeのウィンドウにドラッグ&ドロップする
方法2:Cursorのターミナルから開く
- Cursorのメニュー → 「ターミナル」→「新しいターミナル」
- 以下のコマンドを実行:
open index.html
表示確認
ブラウザで以下のような画面が表示されれば成功です!
- 青いヘッダーに「はじめてのWebページ」と表示されている
- 白いカードに文章とリストが表示されている
- 「クリックしてね」ボタンを押すとメッセージが表示される
少しカスタマイズしてみよう
自分のコードが動く感覚をつかむために、少し変えてみましょう。
試してみること
1. 自分の名前を入れてみる
index.html の以下の部分を変えてみましょう:
<!-- 変更前 -->
<p>こんにちは!これは私が作ったWebページです。</p>
<!-- 変更後(自分の名前に変える) -->
<p>こんにちは!私の名前は田中太郎です。</p>
2. 好きな色に変えてみる
style.css の以下の部分を変えてみましょう:
/* 変更前 */
background-color: #4a90e2;
/* 変更後(緑系に変える) */
background-color: #27ae60;
3. ボタンのメッセージを変えてみる
script.js の以下の部分を変えてみましょう:
// 変更前
message.textContent = 'こんにちは!JavaScriptが動きました!';
// 変更後
message.textContent = '自分でカスタマイズできた!すごい!';
ファイルを保存してブラウザをリロード(F5)すれば、変更が反映されます。
まとめ
| 技術 | 役割 | 今回やったこと |
|---|---|---|
| HTML | 骨組み | ページの構造を作った |
| CSS | デザイン | 色やレイアウトを整えた |
| JavaScript | 動き | ボタンクリックでメッセージを表示した |
STEP2のゴール達成!
- ローカル環境でブラウザにWebページを表示できた
- HTML・CSS・JavaScriptの基本的な役割を理解できた
次のSTEP3では、このページからPython製のサーバーを呼び出して、バックエンドと連携する仕組みを作ります。ページだけでなく、サーバー側の処理を理解することで、本格的なWebアプリに近づきます!
前の記事:【STEP1】必要なソフトのインストール